早稲田大学演劇映像学会第43回大会
(2024年08月31日)
下記の通り早稲田大学演劇映像学会第43回大会を開催いたします。
ご興味のある方はぜひご参加くださいませ。
2024年9月20日(金)11:00-18:30(受付開始10:45ー)
早稲田大学戸山キャンパス 36号館382教室
第Ⅰ部研究発表
11:00〜15:15(昼食休憩12:10ー13:00※昼食は各自でご用意ください)
・山田麻里江「日本のバレエコンクール増加について」(修士課程)
・小泉実樹「テクニックを通じたダンスの継承」(科目等履修生)
・関根遼「舞台芸術におけるアーカイヴ論的転回をめぐる一考察」(博士課程)
・佐藤未来羽「『ライカムで待っとく』のドラマトゥルギーと沖縄の表象」(修士課程)
・中川典子「河竹黙阿弥作品の絵画利用 『坂東太郎強盗譚』を中心に」(修士課程)
・松本佳祐「『太平記』と浄瑠璃 坊門宰相清忠に注目をして」(修士課程)
—— 総会——
第Ⅱ部講演会
15:45-18:30
小松弘「フーゴー・フォン・ホーフマンスタールと北欧の無声映画」
フーゴー・フォン・ホーフマンスタールは映画を「夢の代理物」Der Ersatz für die Träumeとして捉えたが、実際に彼自身が製作にかかわった映画は「薔薇の騎士」ただ一つである。同じくオーストリアの世紀末文学を代表するシュニッツラーの作品が好まれて映画化されたのとは対照的に、ホーフマンスタールの作品はほとんど映画化されていない。だが奇妙なことに、スウェーデンとデンマークでは、1910年代の初めにホーフマンスタール作品の映画化が試みられた。ドイツ語圏ではなく北欧で映画化されたことには何らかの意味が見いだせるであろうか。初期映画史を構成するためのヒストリオグラフィーという見地から、北欧で映画化されたホーフマンスタールの作品を見ていく。
*懇親会:19:00〜 於戸山キャンパス33号館6階 第11会議室ご予約不要です。