早稲田大学演劇映像学会 第38回大会のお知らせ

この度、早稲田大学演劇映像学会では第38回大会を下記の通り開催いたします。予約不要です。どうぞふるってご参加ください。

 

日時:2018年7月28日(土)13:00〜18:00

場所:早稲田大学戸山キャンパス33号館 3階第1会議室

 

第1部:研究発表 13:00〜15:30

●ジョン・ノイマイヤー『くるみ割り人形』(1971)と『幻想・「白鳥の湖」のように』(1976)における自己言及的特性/近藤つぐみ(博士後期課程)

●『ロビンフッドの冒険』(1938年)におけるコルンゴルトの映画音楽/横田小遥(修士課程)

●ジャック・ベッケル『幸福の設計』における階級表象とモンタージュ――ルネ・クレール『ル・ミリオン』との比較を通して/小平健太郎(修士課程)

 

総会 15:30〜15:50

 

第2部:シンポジウム 16:00〜18:00

「アメリカにおける日本演劇――研究と上演の現在」

娯楽の多様化と国境のボーダーレス化が進むこんにち、日本人自身にとってももはや日本の古典芸能を「学ぶ」「演じる・観る」のは当たり前のことではありません。一方で日本の外では早くから、日本の古典芸能を「学ぶ」「演じる・観る」ことに様々な意味を見いだしてきました。そこで改めて古典芸能を「学ぶ」「演じる・観る」ことの意味を、アメリカにおける日本演劇の研究と上演のありかたを手がかりに考えてみたいと思います。アメリカにおける歌舞伎研究を牽引する嶋崎聡子氏と、数多くの海外公演に出演されこの度「NINAGAWAマクベス」NY公演から帰国直後の中村京蔵氏に、それぞれのご経験をお話いただきます。

【報告】UCLA国際シンポジウム“Technologies of Performance in East Asia”参加報告/陳夢陽(博士後期課程)、馬翹(博士後期課程)

【講演】アメリカにおける日本演劇研究/嶋崎聡子(南カリフォルニア大学准教授)

【対談】海外における歌舞伎上演をめぐって/中村京蔵(歌舞伎俳優)、児玉竜一(文学学術院教授)

 

嶋崎聡子氏

南カリフォルニア大学(University of Southern California)准教授。コロンビア大学で文学の博士号を取得。 2009年から2012年までコロラド大学ボルダー校助教授。2012年に南カリフォルニア大学助教授を経て、2016年より南カリフォルニア大学准教授として日本演劇と文学の教鞭をとっている。主著にEdo Kabuki in Transition: From the World of the Samurai and the Vengeful Female Ghost (コロンビア大学出版局)がある。

 

中村京蔵氏

歌舞伎俳優。伝統歌舞伎保存会会員。法政大学卒。国立劇場歌舞伎俳優養成所の研修終了後、四代目中村雀右衛門門下となる。女形として歌舞伎公演で活躍する一方、海外での公演、歌舞伎レクチャー経験は19ヶ国47都市にのぼる。日本俳優協会賞、文化庁芸術祭舞踊部門新人賞を受賞。国立劇場歌舞伎俳優養成所、日本大学藝術学部などで講師を歴任。「勘定奉行」のCMでもおなじみ。

 

❇学会終了後に懇親会を予定しています。予約等不要です。

参加ご希望の方は当日受付にて参加費1500円をお支払いください。(学生および2018年3月卒業・修了生は1000円です。)

 

主催:早稲田大学演劇映像学会

共催:早稲田大学文学部演劇映像コース、早稲田大学文学研究科演劇映像学コース

協力:スーパーグローバル大学創成支援事業早稲田大学国際日本学拠点

問合わせ先:早稲田大学文学部演劇映像コース室 03-5286-3631

 

詳細はチラシをご覧ください。

全体チラシ

第2部チラシ